1.猫がお水を飲まない。
我が家のシニア猫、ふうちゃん(11歳)は、ひとりっ子気質でマイペースな性格をしています。
日中も基本的には昼寝をして過ごしています。
先日、「細菌性膀胱炎」にかかってしまったことをきっかけに、
健康チェックの一環として飲み水の量を観察するようになりました。
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短頭飼いだから気付かなかったけど、
もしかして、あんまりお水を飲んでない……?
腎臓病の進行防止にも水分補給は必須とのこと。
心配になり試行錯誤を重ねた結果、
少しずつですが、お水を飲んでいる姿を見かけることが増えました。
この記事では、その過程と効果的だった方法をシェアしていきます( ..)φ!
2.水を飲まない原因を考えてみた
一般的に、水を飲まない原因として考えられるものをまとめてみました。
《病気》
口の中が痛くて水が飲めない
冷たい水が歯に凍みる(歯周病など)
体内(泌尿器など)のトラブル
口の中が痛くて水が飲めない
冷たい水が歯に凍みる(歯周病など)
体内(泌尿器など)のトラブル
《場所の好み》
水を飲む環境に不満がある(寒い・清潔ではない)
給水に手間がかかる(給水場所が高い場所・遠い場所にある、など)
水を飲む環境に不満がある(寒い・清潔ではない)
給水に手間がかかる(給水場所が高い場所・遠い場所にある、など)
《お水の好み》
動かない水、動いている水の好みがある
冷たい水より暖かい水が好き
味に不満がある
動かない水、動いている水の好みがある
冷たい水より暖かい水が好き
味に不満がある
ふうちゃんの場合は、病院でも相談をしましたが、
病気ではない(膀胱炎は結果的なものであり、水を飲まない原因ではなかった)
という部分は特定できていました。
病気ではない(膀胱炎は結果的なものであり、水を飲まない原因ではなかった)
という部分は特定できていました。
そのため、まずは
《環境》と《お水の好み》を変えてみることにしました。
《環境》と《お水の好み》を変えてみることにしました。
3.体験談:効果を感じたのは
いろいろと試したなかで、特に効果を感じたのは、初歩中の初歩。
” 水の温度 ” と ” 場所を増やす ” ことでした。
” 水の温度 ” と ” 場所を増やす ” ことでした。
寒い季節に冷たいお水ではお腹を壊してしまうのではないかと思い、
ほんのり暖かいお湯(30~35度程度)を出してみたところ
飲みっぷりがいいと気付いたのがきっかけです。
ほんのり暖かいお湯(30~35度程度)を出してみたところ
飲みっぷりがいいと気付いたのがきっかけです。
身体が冷えやすい高齢猫や子猫にも効果的です。
電子レンジやポットで加熱してもよいですが、我が家では暖かい水道水をそのまま注いでいます。
電子レンジやポットで加熱してもよいですが、我が家では暖かい水道水をそのまま注いでいます。
しかし、時間が経つと冷めてしまうので、
保温した状態を維持してくれる加熱ボウルが便利です。
保温した状態を維持してくれる加熱ボウルが便利です。
また、夏場の暑い季節でも、冷たいお水は避けるのがベターです。
冷たいお水では下痢や軟便になりやすいことが理由です。
冷たいお水では下痢や軟便になりやすいことが理由です。
部屋数が多い場合や多頭飼いの場合、
水を飲む機会を増やすため、器を複数の場所に置くのが効果的です。
水を飲む機会を増やすため、器を複数の場所に置くのが効果的です。
我が家のふうちゃんは一人っ子ですが、
水飲み場は2~3箇所用意するようにしました。
水飲み場は2~3箇所用意するようにしました。
お水の場所もどこでもいいわけではないようで、
・猫がよく通る部屋の入口
・いつもと同じ、ごはんの近く
(ごはんの近くはごはんのニオイがするため、避けたほうが好ましいようです。
我が家では「いつもと同じ場所」を重視し、ごはんの近くにも給水場所を設置しています)
・人の気配を避けられる階段の踊り場
・いつもと同じ、ごはんの近く
(ごはんの近くはごはんのニオイがするため、避けたほうが好ましいようです。
我が家では「いつもと同じ場所」を重視し、ごはんの近くにも給水場所を設置しています)
・人の気配を避けられる階段の踊り場
を選びました。お水の減りが早いのは「よく通る部屋の入口」だと感じます。
部屋ごとに給水場所を設置したり、
廊下などの通り道にお水を設置してあげることで、
「わざわざ移動しなくてもすぐに飲める」環境を作ってあげることが重要です。
廊下などの通り道にお水を設置してあげることで、
「わざわざ移動しなくてもすぐに飲める」環境を作ってあげることが重要です。
こちらは、我が家で使っている給水器です。
分解できてお手入れ簡単なところがポイントです。
分解できてお手入れ簡単なところがポイントです。
4.対策10選:できることはたくさん
ほかにも、簡単にできる対策をまとめました。
我が家と同じように「猫がお水を飲んでいない」と感じる方は、
たくさんの方法を試して、
猫ちゃんにとって飲みやすい環境を見つけてみてください!
我が家と同じように「猫がお水を飲んでいない」と感じる方は、
たくさんの方法を試して、
猫ちゃんにとって飲みやすい環境を見つけてみてください!
《1.お水の温度を調節する》
加熱ボウルが便利です!
加熱ボウルが便利です!
《2.置き場所を変える・増やす》
ごはん・トイレから離れた場所に給水場所を用意する。
猫がよく通る場所に給水場所を用意する。
ごはん・トイレから離れた場所に給水場所を用意する。
猫がよく通る場所に給水場所を用意する。
《3.水が流れる給水器(ウォーターファウンテン)を使う》
《4.器を変える》
浅いお皿・深いお皿を試す。
プラスチックから陶器の容器に変える。
浅いお皿・深いお皿を試す。
プラスチックから陶器の容器に変える。
《5.フレーバーウォーターを試す》
ウェットフードの汁を薄める。
ささみの茹で汁や煮干しを混ぜる。
ウェットフードの汁を薄める。
ささみの茹で汁や煮干しを混ぜる。
《6.遊びを取り入れる》
水面におもちゃを浮かべて興味をひく。
煮干しを浮かべておく。
水面におもちゃを浮かべて興味をひく。
煮干しを浮かべておく。
《7.シリンジ・ストローで直接あげる》
お口を濡らしてあげるだけでも水分補給にはなります。
お口を濡らしてあげるだけでも水分補給にはなります。
《8.水の種類を変えてみる》
水道水・浄水器を使った水・ミネラルバランスを配慮したペット用の水を試す。
※ミネラルウォーターの中には猫の腎臓に負担をかけるものもあるため、選ぶ際には注意してください。
水道水・浄水器を使った水・ミネラルバランスを配慮したペット用の水を試す。
※ミネラルウォーターの中には猫の腎臓に負担をかけるものもあるため、選ぶ際には注意してください。
《9.ごはんに水分を加える》
ウェットフードを増やす。
ドライフードを水やお湯でふやかす。
ウェットフードを増やす。
ドライフードを水やお湯でふやかす。
《10.獣医師に相談する》
どうしても改善しない場合・治療を受ける必要がある場合は必ず専門家のアドバイスを受けてください。
どうしても改善しない場合・治療を受ける必要がある場合は必ず専門家のアドバイスを受けてください。
5.まとめ:猫と一緒に考えることでさらに仲良く
猫のお水の問題は、健康だけが目的ではなく、
毎日のコミュニケーションにも繋がります。
毎日のコミュニケーションにも繋がります。
「お水飲んだ?」
「暖かいお水を淹れたよ」
「暖かいお水を淹れたよ」
こういった声掛けが増えたことで、
ふうちゃんとの信頼関係が深まったことは間違いないと言い切れます。
ふうちゃんとの信頼関係が深まったことは間違いないと言い切れます。
みなさんのご自宅でも、
様々な方法を試してその結果を楽しんでくださいね。
様々な方法を試してその結果を楽しんでくださいね。